孤独はいけないことなのか?

 

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「複数のコミュニティに所属するのはよいことだ」と、よく言われる。3つ、もしくはそれ以上のコミュニティに属していれば、そのどこかでうまくいかないことがあっても自分を保つことができる、みたいな話だと思う。

 

以前の私は、「それは確かに理にかなっている」と思った。そこで、仕事以外でも人と関わるようにしようと考えた。具体的には、友人、恋人、趣味のサークルだ。

 

しかし、複数のコミュニティを持つようになった私はだんだんと苦しくなってきた。抑うつ感の出る頻度が多い、程度も強い。そして、体調も壊しやすい。複数のコミュニティを持つことによる時間の圧迫と疲労と体調不良で、自分の趣味(読書、アニメ視聴など)もできなくなってきていた。

 

コミュニティを捨てた

私は思い切って、仕事以外の人間関係のほとんどをストップしてみた。私はコミュニティを捨てたのだ。仕事が終わったら即帰宅。休日も基本的に予定なし。

 

これが私にとっては最高の処方箋だったようだ。コミュニティを捨ててから半年経たないうちに心身の調子はめきめき回復してきた。

 

世間一般に合わせるのではなく自分を見つめよう

私は、プライベートの人間関係を極力断ったほうが心身の調子を保てるようだ。でも、これは一般的な感覚とはちょっと違うはず。冒頭でも述べたように、世間一般では、「複数のコミュニティに所属するのはよいこと」なのだ。

 

「世間一般」とは言ったが、これをもっと明確に定義すると、「定型発達で外向的な人たち」と言えるだろう。だから、私のような「発達障害ぎみで内向的」な人間にその常識を適用できるとは限らない。ここで、私の特徴を3つ列挙してみる。

 

①1人で何かに打ち込むのが好き

就学前の自分を思い出すと、人と一緒にはあまり遊ばずに、ジグソーパズルや算数の問題集や漢字辞典やプラレールに没頭していた。私は本来、1人で黙々と何かの作業に打ち込むのが好きなのだ。

 

②睡眠時間がたくさん必要

睡眠時間が1日6時間くらいの人も多いようだが、私は6時間睡眠を続けたら確実に体調を壊す。最低でも8時間、欲を言えば9時間くらいは毎日寝たい。

 

③恋愛感情・性欲がほとんどない(たぶん)

「アセクシャル」を名乗っていいのかどうかは分からないけれど、昔から恋愛話に全然ついていけないし、好きなタイプも分からないし、モテたいとも思わない。人から勧められて恋人を作ったこともあるが、睡眠障害をはじめ心身に様々な異常が発生してきて大変だった。

 

③が「発達障害ぎみで内向的」と関連があるかというと微妙だが(発達障害者は性自認・性指向が多数派とは異なることが多いとの話は見たことがある)、私の特徴と思われるところを具体的に3つ列挙してみた。この3つの特徴から鑑みるに、友人を作ることも、恋人を作ることも、趣味のコミュニティに入ることも、私にはあまり有効ではなさそうに思う。

 

孤独はいけないことなのか? 

結論から言うと、孤独はいけないことではないと私は思う。人間関係に悩まされるくらいなら、そこから離れて自分の好きなことに打ち込んだほうが自分の心身にとって良い効果をもたらすだろう。

 

ブッダの教えの中に「犀の角のようにただ独り歩め」というものがある。

犀の角のようにただ独り歩め。 | きょうのことば | 読むページ | 大谷大学

このブッダの教えに関しては、こちらの記事に簡潔明瞭にまとまっているので是非ご一読願いたい。

 

そして、ここでの「友」は対人関係における友人に限定されません。例えば、大学生であれば自身がひたむきに学ぶ学問が「友」になり、社会人であれば自身が責任をもって勤しむ仕事が「友」になります。つまり、自身を成熟へと導くものが総じて「友」と呼ばれるのです。

リンクを貼った記事の中で、この部分に私は特に共感した。「友」は対人関係に限らずともよいのだ。本も山もダンベルもみんな「友」。

 

そして何より、私は多くの方のブログやTwitterを読んで共感することも多いし、逆に私のブログを読んでくださる方々もいらっしゃる。これもまた、大事な「友」であるなぁと感じている。

 

だから、私は一見孤独であるように見えるかもしれないけれど、実際は多くの「友」に囲まれているんだと思う。